咀嚼と「幸せホルモン」の深い関係😊
- zm8747
- 9月16日
- 読了時間: 3分

こんにちは。まりデンタルクリニックです。今回は「咀嚼(そしゃく)」と、私たちの心と体の健康に深く関わる幸せホルモン・セロトニンについてお話ししたいと思います✨
🍀 セロトニンのほとんどは「腸」でつくられる
セロトニンは、気分を安定させたり、幸せを感じやすくしたりする働きがあるため「幸せホルモン」と呼ばれています。
実はその90%以上が腸でつくられているのをご存じでしょうか?しかも、このセロトニンをつくるのは腸にすむ「腸内細菌」たち。
腸内環境が乱れているとセロトニンが十分につくられず、気分の安定や心の健康に影響してしまいます。
🧠 腸と脳で働きが違うセロトニン
腸でつくられるセロトニンは、腸のぜん動運動を促して「おなかの健康」を守る役割があります。一方、心の安定に関わるのは「脳のセロトニン」です。実は腸でつくられたセロトニンそのものは、脳へ直接届きません。脳には「血液脳関門」という関所があり、分子が大きいものは通さない仕組みになっているからです。
ではどうするのか?
腸は食事からとったたんぱく質を分解し、その中に含まれる「トリプトファン」という成分から「5-HTP」という物質をつくります。この5-HTPは血液脳関門を通過できるので、脳に届いたあとセロトニンへと変化するのです。こうして脳内にセロトニンがつくられ、気持ちの安定につながっていきます。
🍳 たんぱく質を食べるだけでは不十分?
セロトニンの原材料はたんぱく質ですが、単純に「お肉や卵をいっぱい食べればいい!」というわけではありません。なぜなら、たんぱく質はまず胃でしっかり消化される必要があるからです。
消化には**胃酸と消化酵素(ペプシン)**が欠かせません。胃酸が不足していると、たんぱく質がきちんと分解されず、栄養が十分に吸収できない可能性があります。
実際、日本人は欧米人に比べて胃酸が少ない傾向があるといわれています。これは肉食文化の歴史が浅いことも関係しているそうです。
一方、日本人には海藻を消化する酵素をもっている人が多いといわれています。海に囲まれた日本で、古くから海藻を食べてきた歴史があるからです。私たちの体は、長い時間をかけてその土地の食文化とともに育ってきたのですね。
😋 咀嚼の大切さ
ここで忘れてはいけないのが「咀嚼=よくかむこと」です。
食べ物をしっかりかみ砕くことで消化酵素が働きやすくなり、胃腸への負担が軽くなります。また、かむことで唾液がたくさん出て、消化や殺菌作用を助け、腸内環境を整えることにもつながります。
さらに、咀嚼には脳を刺激して集中力を高める効果や、食べ過ぎを防ぐ効果もあると言われています。健康な歯でよくかむことは、まさに全身の健康の入り口なのです。
🌸 「身土不二」という考え方
日本には「身土不二(しんどふじ)」という言葉があります。これは「身体と土地は一体である」という意味で、その土地でとれる旬の食材を食べることが健康に良いとする考え方です。たとえば、日本でとれる野菜や魚、海藻を、しっかりかんでいただくことは、心と体を健やかに保つ自然な方法といえるでしょう。
📍医院情報・アクセス
まりデンタルクリニック(松戸市八柱)
🏠住所:千葉県松戸市牧の原1丁目93−101
📞 電話:047-385-4183
🌐かみ合わせ・食いしばりについて詳しくはこちら
🪥 お口のお悩みぜひご相談ください♪
💡 まとめ
セロトニンをしっかりつくるために大切なのは、
栄養バランスのとれた食事🍚
胃腸をいたわる食べ方🥢
そして何より「よくかんで食べること」🦷
毎日の食事で「一口30回」を目安にかんでみましょう。咀嚼は歯やあごの健康を守るだけでなく、腸を整え、脳を元気にし、心の「しあわせ感」にもつながります✨
コメント