🦷むし歯は「脱灰」と「再石灰化」のバランスで決まる!〜ステファンのカーブで見るお口の中の変化〜✨
- zm8747
- 7 時間前
- 読了時間: 4分

こんにちは🌸 まりデンタルクリニックです。
みなさんは「むし歯は甘いものを食べるとなる」と思っていませんか?実は、むし歯は単に“砂糖”が原因ではなく、お口の中で起こる「脱灰」と「再石灰化」のバランスの崩れによって起こります。
今日はそのメカニズムを、「ステファンのカーブ」という有名なグラフをもとに、わかりやすくご紹介します😊
🧪ステファンのカーブとは?
「ステファンのカーブ(Stephan Curve)」とは、食後にお口の中のpH(酸性度)がどう変化するかを示したグラフのことです📉
通常、健康なお口の中のpHは「6.8〜7.0」くらいの中性に保たれています。しかし、食事や間食で糖分をとると、むし歯菌(ミュータンス菌など)が糖を分解して酸を作り出すため、口腔内のpHが一気に下がります。
このとき、pHが「5.5以下」になると、歯の表面(エナメル質)が溶け出してしまうのです。これが「脱灰(だっかい)」と呼ばれる現象です😣
🦷脱灰とは?
脱灰とは、👉 歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出すこと。
つまり、酸によってエナメル質が“やわらかく”なり、むし歯の始まりとなる状態です。
これが進行すると穴があいてむし歯になっていきます。
食後はだいたい 5〜20分ほどでpHが急降下し、歯が脱灰しやすい環境になります。この時間が長く続くほど、歯はどんどんダメージを受けてしまうのです。
🌿再石灰化とは?
でも安心してください😊人の体には、自然に歯を修復しようとする働きがあります。
食後しばらくすると、唾液が酸を中和してpHが戻り、唾液中のカルシウムやリンが歯に再び取り込まれることで、溶けた部分を修復してくれるのです。
これが「再石灰化(さいせっかいか)」です✨
唾液は“天然の修復材”とも呼ばれ、むし歯を防ぐためにとても大切な役割を果たしています。
⚖️脱灰と再石灰化のバランスが大事!
むし歯になるかどうかは、この 脱灰と再石灰化のバランス によって決まります。
💧😑 間食が多くてお口の中が酸性状態の時間が長い
💧😑 唾液の量が少なく、中和する力が弱い
💧😑 歯磨きやフロスを怠ってプラークが多い
このような場合、脱灰が優位になり、むし歯が進行してしまいます。
逆に、
✨😁規則正しい食生活
✨😁唾液を増やす(よく噛む、水分補給)
✨😁フッ素入り歯みがき剤の使用
といった工夫で、再石灰化を促すことができます🌸
💡ステファンのカーブから学べるむし歯予防のコツ
🕒 間食の回数を減らす
食べるたびにpHは下がります。ダラダラ食べずに、食事の間隔をあけることで再石灰化の時間を確保できます。
🦷 フッ素を活用する
フッ素は再石灰化を助けるだけでなく、歯を酸に溶けにくくする効果もあります。毎日の歯みがきにフッ素入りの歯みがき粉を使いましょう✨
💧 唾液を増やす工夫をする
よく噛むこと、水をこまめに飲むこと、キシリトールガムを取り入れることもおすすめです。
👩⚕️歯科衛生士からのアドバイス
「むし歯は“細菌の感染症”であると同時に、“時間の病気”でもあります。食べる回数・タイミング・ケアの習慣を見直すことで、ステファンのカーブを“ゆるやかに保つ”ことができ、むし歯を防ぐことができます😊」
📍医院情報・アクセス
まりデンタルクリニック(松戸市八柱)
🏠住所:千葉県松戸市牧の原1丁目93−101
📞 電話:047-385-4183
🪥 お口のお悩み解決していきましょう!
🌈まとめ
むし歯は「一瞬でできる」ものではなく、お口の中の pHバランス(脱灰と再石灰化のくり返し) によってゆっくり進行します。
🍽 食後の酸性時間を短くする
🪥 フッ素で歯を強くする
💧 唾液を味方につける
この3つを意識することで、むし歯を予防し、丈夫で健康な歯を保つことができます✨
まりデンタルクリニックでは、ステファンのカーブを踏まえた生活習慣アドバイスや、むし歯リスクチェックも行っています🦷気になる方はお気軽にご相談ください😊🌸
.png)
コメント